私が勉強していた時期はネット環境も今ほど充実しておらず、わからないことがあってもちょっと調べたり聞いたりしてすぐ解決、という感じではありませんでした。
知人に聞いて解決することもありましたが、多かったのは書籍で調べることでした。在学中に役立った書籍をまとめてご紹介します。
古い書籍も多いのですが、基本的な作法などはそう変わるものでもないと思いますので、ご参考になる部分もあるのではないでしょうか。
なお、改訂版などがでて当時と微妙に書籍名が異なっているものも複数見受けられましたので、あえて「〇版」といった記載ははずしております。
また、現時点(2019.04.01)で改訂版が出ているものについては、リンク先は改訂版となっています。
ご紹介したものは、別の記事でご紹介したものと重複しているものもありますのでご了承ください。
レポート・論文作成全般
レポート・論文の書き方入門
レポートと論文の違いから説明があり、基本的な理解に役立ちました。レポート・論文の書き方 上級編
図書からの引用例の記載の仕方など、「あれ?どう書くのかな?」とふと疑問になるような、細かなことがいろいろ載っていて実際に論文を書き始めてから役立ちました。
特に論文作成向け
レポート・卒論のテーマの決め方
卒論作成を始める頃に読んで参考にしたもののひとつ。卒業論文の手引ー全国のすべての大学生の役に立つ「卒業論文の手引」
卒論作成に入ってすぐに購入。イメージをつかむのに役立ちました。論文作法―調査・研究・執筆の技術と手順
How toものというよりはどちらかというと読みもの風。心得的な部分が参考になりました。オンライン情報の学術利用ー探索入門オンラインでの文献検索でこれだけのことができると知ることができました。通信学生には有難い情報がたくさんありました。※追記:上記コメントは卒業直後のものです。本書は今手元にないので内容を確認できないのですが、出版が2008年なのでさすがにオンラインに関する情報としては古いかも…。 Wordを使った大学生のための論文作成術
実際に執筆する段階になって使いました。Wordの操作方法が写真でたくさん載っていてわかりやすかったです。
※追記:上記コメントは卒業直後のものです。出版は2004年とかなり古いのですが、論文執筆の際の基本的な留意点などが記載されているので、今でも参考になる部分はあるかもしれません。 大学生のためのレポート・論文術
論文作成に行き詰っていたときに友人が紹介してくれた本。ノウハウ的なものが書かれていてとても参考になりました。
大学生のためのレポート・論文術 インターネット完全活用編
ノウハウがたくさん記載されていて参考になりました。
論文の書き方―わかりやすい文章のために
論文作成に行き詰っていたときに、書店で見つけて購入したもの。論文作成についてエッセイ風にノウハウが書かれていますが、面白いしわかりやすい。読んでいて元気が出てきました。
|
法学部向け
法律学習マニュアル
講義の聴き方やゼミについてなど、法学部の学生向け。論文そのものについての記載はあまりありませんが、判例のまとめ方などが参考になりました。法律論文の書き方考え方 |
判例とその読み方
資料として判例を読むことは私の論文執筆には必須でした。何に注意して読めばよいのかを本書で知って読むことで判例を論文作成資料として有意義に使うことができました。
まとめ
レポートや論文の基本的な作法に関するものなど、ノウハウ系の本は在学中に結構目を通しました。
同じような内容をテーマにした本でも、著者の異なる複数の本に目を通すうちに、どの本でも書かれているような「はずしてはいけないルール」と「自分の好みで決められる部分」の線引き、知っておくと便利なやり方など、いろいろと見えてくるものがあります。
そういった知識をふまえて作成をすすめることは、作成の効率化にもつながったと思います。
本には自分との相性もありますし、日々新刊もでています。時間が許せばぜひご自身で図書館や書店へ足を運んでいろいろと比較してみてください。
全くの余談ですが、今回ご紹介した本のリストはAmazonの「リストマニア」という自分の読書メモ的な機能を使って保存をしていたものです。 各本へのコメントもほとんどそのメモに記載していた内容です。
今回の記事を書くにあたって久しぶりに開こうとしたら、リストデータが見つからずに慌てました。機能が廃止されていたようです。
幸いこのリストだけは印刷してPDFデータを保管していたので、それを使って記事は書くことができましたが、確か他にも大学の勉強本関係で数件リストを作成していた記憶がありますがもう詳細も覚えておらず…手に入らなくなるとは思っていなかったのでとても残念です。
リスク管理の大切さを改めて認識した出来事でした。