■おすすめ文房具の話①  フリクションシリーズ, オレンズネロ






文房具はお好きですか?

私はもともと好きなほうではありましたが、通勤路に立ち寄ることのできる大型文具店が複数あるという恵まれた環境にいた時期にあちこちでたくさんの文具を目にしたことで、一層好きになりました。

世の中には、楽しい美しい素敵な文房具がいっぱいあります。

せっかく数えきれないほどいろいろな品物があるのに、別に使えればなんでもいいんだけど、なんて選び方はもったいない!

自分にあったお気に入りの文房具は勉強のモチベーションUPにもつながります。

あまり興味がないという方も機会があったらぜひ文房具店をのぞいてみてください。

まずは色を好きなものに揃えてみるだけでもいかがでしょうか。

私の好きな文房具類をいくつかご紹介していきます。



フリクションシリーズ

文具メーカーPILOTから消せるペンとして発売されたこのシリーズ(フリクション→HPへ)。

今の日本の文具店で置いていないところはほとんどないのではないかと思うぐらい有名な商品です。

2006年にヨーロッパで先行販売され、2007年に日本での販売が開始されています。

上の写真が私が現在持っている種類です。蛍光ペンとボールペン、あとはスタンプ。

最初に使ったときは本当に感動しました。

私がこのペンの存在を知ったのは通信卒業後でした。

勉強には蛍光ペンを多用していたのですが、塗った後に「しまった、ここは消したい…」と思うこともよくありましたので、知っていたらがんがん使ったはず。

一度塗ったカラーペンが消せるなんてそれまでの常識から考えると夢のようです。今は仕事や勉強に欠かせない存在として常に生活空間にあります。


使う色ですが、原色もいいのですが、ソフトカラーもおすすめです。

原色だと文字が見づらくなってしまうような場合などに重宝します(特にピンク、青色、紫)。

各色使ってみるとこんな感じです(下記写真)。

※ソフトカラーの黄色と緑は持っていません。使ったことはあるのですが、私の場合は黄色は原色のほうが好みでこれで事足りると感じました。緑については、最近ほとんど原色を使っているため買っていません。













オレンズネロ




最近買った文房具の中では一押し。

ぺんてるから発売されたこのシャープペンシル(オレンズネロ→HPへ)は、2017年2月に「芯が折れずにずっと書き続けられる」という謳い文句のもと販売が開始されました。

独特の重量感や、ペン先のパイプ収納方法などに特徴があり、慣れが必要な部分もありますが、慣れてしまった今は他のものが使えません(2018.09現在)。

最初にノックをしただけでその芯がなくなるまでずっと書き続けられるということがこれほど快適なものとは知りませんでした。

特に違いを感じるのは20~30分以上書き続けるようなときです。

私は0.2mmと0.3mmの両方を持っています。

どちらも使いやすいのですが、もし一本だけ購入するのなら、0.3mmをお勧めします。

書いた文字の太さはそれほどの差は感じませんが(下写真ご参考)、書き心地は0.3mmのほうが万人向けだと思います。

0.2mmは書く紙の種類と筆圧によってはややひっかかる感じがでてくることがありますが、0.3mmはよほど強い筆圧でなければ滑らかに書き続けることが可能です。




この商品、とても人気があるようです。

その人気ぶりがわかるエピソードとして私の購入時の体験をご紹介します。

私がこの品の存在を知ったのは販売開始から3ヶ月後。

気に入っていたシャープペンシルを紛失してしまったので、同じものを購入しようとAmazonを見ていたときに偶然知りました。

まだ販売開始から数か月なのにAmazon在庫はなく、出品者が定価よりはるかに高い値段で販売していたこのシャープペンシル、いったい何だろうとネット検索で調べたところ、その高い評価にがぜん興味が湧いてきました。

そこで、今回の購入はこちらに変更しようと決めたものの、人気すぎてどこの店舗にもおいてないという状態だということもわかりました。

Amazonは高かったのでどこかのお店で予約でもしようと思っていましたが、この品は0.2mmと0.3mmがあるので、まずはAmazonの評価を見てどちらにするか考えようと思い、再度Amazonのページを開けてみました。

すると…あれ? 0.2mmが定価以下で売ってる…。

それならと、すぐ即決して購入ボタンを押しました。

実はこの日、数時間後にもう一度ページを見たところ、また金額が倍近くに戻っていました。

後に頻繁に金額チェックをした時期に気づいたのですが、どうやら月に数回程度Amazonに仕入れがあり、定価以下で販売していたようです。

その後偶然また0.2mmの定価以下販売に遭遇したことがあったのでちょっと経過観察したことがあったのですが、そのときは販売販売開始から数時間程度で売り切れていました。




今年2月になって、人にプレゼントする機会があり、また手に入れる必要がでてきました。今度は0.3mmを2本。

発売から一年。

さすがにもうどこでも置いているだろうと思っていたのですが甘かった。

Amazonは相変わらず高額販売、大型書店に聞いてみたところ、一店は前年11月の予約者がまだ待ちの状態でいつ入るかも未定とのこと。

もう一店は月に数日後に数点入荷予定があり、現在は予約者なしとのことでしたので、その場で予約を入れて無事手に入れることができました。

お店の話によると、そのお店は月に一回数点入荷があるだけで、店に出すと毎回あっというまに売り切れるとのことでした。




……長くなって恐縮ですが購入の話はまだ続きます。

私が最初に購入したのは0.2mmです。

書きやすさは素晴らしいのですが、先述のように厚みの薄い紙が数枚重なっているようなものに書くときなどに、たまに筆圧で紙にひっかかってしまうことがあるのが少し気になっていました。

プレゼントした0.3mmを借りて試し書きで少し使わせてもらったところ、こちらのほうが書きなぐるような状態には向いているかもしれないと思い、購入を決断しました。

これが今年の3月初め。

購入を急ぐ必要もなかったので、基本的にはのんびりとAmazonの定額~それ以下の価格での販売のタイミングを待つことにしました。

その後ゲーム感覚で楽しみながら毎日のように朝昼夕とページをちらりとのぞく日々。

たまに書店や文具店をのぞいてみたり、他のネット販売も見たりしながら探しましたが、予約をするような積極的な行動はしませんでした。

さて、購入することができたのはいつ頃だと思われますか?


答えは4月末です。

Amazonでの購入となりました。

購入決断から約2ヶ月。
正直なところここまで時間がかかるとは思っていませんでした。

この時期の観察(?)ではAmazonは0.2mmと0.3mmはそれぞれ時期を少しずらして不定期に販売していたようです。

0.2mmに関してはもう少し早い時期に定価以下販売に遭遇したのですが、0.3mmの販売にはなかなか遭遇できませんでした。

また、文具店は複数の店舗を気の向くままにのぞいていましたが、購入するまでの期間中、一度も現物販売しているのを見ることはありませんでした。

9月に入った今もAmazonでは出品者からの定額以上の販売が多いようです。

買うご予定の方、最近はたまに書店や文具店でも見かけますし、ネットでも安く販売しているところも出てきているようです。

Amazonでもタイミングが合えば定価以下で購入可能です。

このシャープペンシル、ペンケースに入れて持ち運びをする際は少し注意が必要です。

袋状のケースに文具をガサッとひとまとめにして入れるようなタイプのペンケースの場合、他の文具と擦れて先の部分の塗装が剥げてしまうことがあります。

私のペンケースはまさにそのタイプ。

写真ではわかりにくいのですが、0.2mmのものは滑り止め部分の塗装が少し剥げています。

それに気づいたのは0.3mmを購入して並べたときですので、約一年ぐらい一日平均数時間程度持ち歩いての状態です。

普通に使っていれば気にならない程度とはいえますが、これ以上の剥げを防ぐために収納用に一本だけ入れられるペンケースを別に買いました。

また、先端のパイプは非常に細いので衝撃で折れてしまう可能性も否定できません。

使い終わったら毎回パイプは必ず収納してからペンケースなどに入れたほうが良いと思います。

ペン先端のパイプといえば、このシャープペンシルを使い始めたころにドキッとさせられたのは芯を最後まで使い切ったときのペン先状態です。

あるとき突然、書こうとして紙に押し付けるとペン先が少し引っ込むような感じになりました。離すと戻ります。ピストンのような動きです。
壊れた??と少々焦ったのですが、開けてみると芯が短くなっています。新しい芯に入れ替えると元通り使えました。先述の状態は芯がなくなったとき独特の現象のようです。

現在は、手帳など細字で書くほうが良いものは0.2mm、勉強で長時間書き続けるようなときは0.3mmと使い分けてどちらも楽しんでいます。


  一本用のケースの写真。本革製です。黒に赤ステッチのと赤茶色に白ステッチのもの。もっと太いペンも入りそうなサイズです。写真では上のケースはシャープペンシルがちょっと出て聞いますが、実際にはすっぽり収まって収納後は手前のケースのような状態になります。もう少し細いケースでもいいかもと思いつつ…。

    


 現在の持ち歩いているメインのペンケースとその中身。一番奥のペンケースに手前のものすべてが入っています。